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Salesforce認定上級アドミニストレーター受験体験記

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悩んでいる人

Salesforce上級アドミニストレーターってどんな試験?
アドミニストレーターから難易度は上がるの?

こんな疑問を解決します。

本記事の内容

・Salesforce上級アドミニストレーターの試験概要
・合格までにやったこと

こんにちは、なおです。

今回は僕が2023年に合格できたSalesforce上級アドミニストレーター(以下上級アドミン)の受験体験記を書いていきます。

上級アドミンはアドミンを取得した後の次の資格として良いポジションにいるのに、
ネット上に記事数が少ないなと感じました。(Salesforce人口の関係もありますが)

そこで、僕が上級アドミン取得に至るまでにやったことや重視すべきことなどをまとめていきます。

これから上級アドミン試験を受ける方にとって、少しでも参考になれば幸いです。

信頼性として、以下が合格証です。合格するとメールで採点結果とともにPDFで届きますよ。
では、よろしくお願いします。

  • 合格証です
目次

Salesforce上級アドミニストレーターの試験概要

Salesforceとは世界的なCRM(Customer Relationship Management)であり、
企業が取引先とやり取りしたり商談の効率性を上げるなど便利な営業支援ツールです。

とても重宝するので国内でも使用者が増えており、
Salesforceを保守・開発できるエンジニアの需要も増しています。

なお、Salesforceの資格はレベル分けがされており、
上級アドミンを受験するにはアドミンを持っていることが必須です。

※アドミンの受験体験記を知りたい方はこちらをどうぞ

上級アドミンの概要はこちら

試験概要

料金:22,000円(税込み)
出題数:60問
出題形式:選択式(複数選択あり)
試験時間:105分
合格ライン:65%
受験場所:各地テストセンター

細かい試験範囲の詳細は公式から発表されている受験ガイドをご確認ください。
Salesforce資格一覧

試験を受けた感想

結論、広く浅くで難しかったです。

実力が足りていなかったのですが、2回落ちています。(44,000の出費…)
未経験からSalesforceをやり始めて、アドミンとアプリケーションビルダーが1発合格できたので侮っていました。

内容について、
アドミン試験と被っているセキュリティや参照関係やフローや数式は初見であってもその場で考えてわかるぐらいの難易度です。(アドミンに合格できたレベルと同じくらい)

一方で、僕の受験時の問題では、
動的アクションやコンポーネントの挙動、暗号化の特徴、MFAについてが多く出題されました。

僕の今の本業の業務内容が管理者作業ではないので、
この辺りの動作の理解が薄かったです。(Trailheadにも書いてあったっけ?)

1,2回目の受験時にも割と多く出題されたため、「ここがSalesforceが推している分野なのか?」と思いドキュメントを読み込んだり、Trailheadでの無料環境で検証しました。

その結果、無事3回目の受験で合格できました。
3回目の受験時もやはり出題されました。対策しておいてよかったです。

試験範囲が広いため、取りこぼしがないように勉強することをおすすめします。
(不合格になって復習をしても次の受験時に出題されるとは限らないです。)

上級アドミン合格までにやったこと

上級アドミンに合格するまでにやったことは以下です。

・基礎知識の定着
・問題集を解きまくる
・初めて聞く単語や不明な動作は公式ドキュメントと環境操作で確認

1つずつ解説します。

基礎知識の定着

まずは、公式から出ているTrailhead内の上級アドミニストレーター対策のTrailmixで読みました。
【Salesforce公式】認定上級アドミニストレーター対策 Trailmix

アドミン試験対策と重複している項目は学習済みになっていましたが、復習のためもう一度学習しました。

Trailmixはさっと読む程度で十分だと思います。
Salesforceの資格試験は問題ベースで学習していった方が良いです。

問題を解きつつ苦手な箇所や不明点をTrailhesdで埋めていく、という使い方で良いと思います。

問題集を解きまくる

Salesforceの試験は公式の問題集は出ておらず、書店に行っても資格試験対策本はありません。

そこで、ネット上で有志の方が作ってくださった類似問題を活用していきます。

僕が使ったサイトは以下です。

有料note(URL:https://note.com/salesforce777)
 →1記事に60問が掲載されていて1,200円です。Salesforce環境の画面ショット付きで解説しているため、理解しつつ  覚えられる。解答の説得力も高い

Salesforce認定試験ハック(URL:https://salesforce-certification-hack.com/)
 →本番の試験と同じ問題が多く掲載されている。Salesforceの試験はバージョンごとに出題問題も変更されるが、ここがタイムリーに反映していると感じました。そのため、このサイト内の問題をやり込めば、本番で初見の問題を見て焦ることも減ると思います。しかし、解答のみなので根拠が欲しかったり、解答に疑問を感じた場合は自分で調べる必要があります。
Quizlet(URL:https://quizlet.com)
 →問題数が多く、SalesCloudやServiceCloudの範囲もカバーしてくれている。比較的簡単な問題が多いが、掲載問題はちょっと古い。しかし、基礎固めとしては使えるので網羅しておきたい。サイト内でも上級アドミンの問題集が複数あるのがありがたい。
・Salesforceの一番星
 →Salesforce対策といえばこのサイトだったが、現在は閉鎖されています。上級アドミンの問題はメモしていましたが、もう他の試験で使えないのが残念です。

初めて聞く単語や不明な動作は公式ドキュメントと環境操作で確認

問題を解いていれば初めて見る単語や挙動が理解できないこともあると思います。

僕の場合、レポートやダッシュボードの複雑な問題、変更セットのアクセス権、MFA認証設定、暗号化項目の特徴などが、
実務経験として不足しており苦手でした。

また、複数サイトで学習していると同じ問題なのにサイトによって答えが異なることもあります。

そういう時は積極的に調べるようにしていました。

とはいえ、自分で検証するのは時間がかかるし問題文に合わせて再現するのも大変です。
時間がない場合は、ネット上の問題が正しいと信じて力技で暗記するのもありです。

まとめ

今回は上級アドミンの受験体験記という形で執筆しました。

僕はアドミン合格から約2年後に取得しました。(勉強をサボっていました)

合格できた後に思うのは、システム管理者としての実務経験が少なくても、
ネット上の問題演習と検証作業をしっかりやれれば合格できます。

体感的には未経験からSalesforceを初めてアドミン資格を取り、1~2ヶ月後でも合格できるんじゃないかと思いました。

アドミン範囲の知識がホットな勢いで上級までチャレンジした方が良いかと思います。
(弊社の場合資格手当にも影響あるので、さっさと取得すればよかったです。)

最後に、Salesforceのキャリアとしてアドミン取得とは開発系に進むかコンサルタントに進むか迷うところですが、
迷ったら上級アドミンを目指すことをおすすめします。

開発系でもSalesforceの標準機能は知っておいた方が良いし、
上級アドミンはSalesCloudコンサルタントやServiceCloudコンサルタントの範囲も含まれています。

SESで案件を決める際や転職を考える際にも上級アドミンまで持っていれば、客観的な評価も高く見えるし任せてもらえる業務の幅も広がります。

アドミンの延長上かつ暗記の力技で合格できるほど、割とお得な資格だと思いました。

今回は以上です。

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